急な腰痛に襲われた!!ぎっくり腰になった時の正しい対処法をお伝えします。パート②
みなさんこんにちは!
ゴールデンウィークも終わりましたね。
去年に引き続き、やはりスッキリしない連休となったように感じています。
みなさんはどのようにお過ごしになられましたか?
さて今回の記事では、
前回に引き続き、急な腰痛、ぎっくり腰についての正しい対処法をお伝えする、
パート②となります。
じつは私も高校1年生の時に初めて、
体がいっさい動かせなくなったほどの激しい腰痛を経験しました。
経緯としては、部活中のウエイトトレーニングを、
入部したての私は初めてにも関わらず、先輩や監督からの注意喚起などを軽視して、いいところを見せようとガンガンとやり切りました。
しかし翌日の起床時、体を1ミリも動かせないほどの激痛が腰や背中、おしり周りを襲い、顔
も動かせなければ声も出せないという状況で、
ただただ恐怖に襲われ、パニックになってしまった記憶が強く残っています。
ナメクジがはうよりも遅い動きで体をずらしながら時間をかけ、ベッドから滑り落ち(この時
も冷や汗でビッショリ)、異変に気付いた母親がかけつけてくれた時の安堵感を覚えています。
未熟な体に急な負担が大量に、そして一気にのしかかった事で、
私の体が「これ以上は危ない!」「休ませて!」とメッセージを送ってくれたんだろうなと、
今となっては思い返せます。
○ここからは対処法をお伝えしていきます!
ずいぶん長い前置きになってしまいましたが、
じつは私の臨床経験から言えることとして、
「あせり」「不安」という要素は体を緊張させるため、感じている痛みをさらに
強くします。
その上で、
本当に今さっきぎっくり腰になってしまった!
急に腰痛が悪化して大変だ!
という状況にしぼって、対処法・対策法をここではお伝えしていこうと思います。
1.不用意に寝転んだり、横にならない
その場に崩れ落ちてしまっていたり夜寝る時はべつとしますが、
寝た体勢から起き上がることは本当に大変で、大きく動かないといけませんから、
強い痛みや苦しみをあえて味わうことになるんです。
ですから、壁や手すりなど支えになるものの近くで、
立ったまま、もしくはイスに浅く座るようにしてくださいね。
深く座るといざ動く時に大変です。
(この時、長い時間おなじ格好になることは避けてくださいね。少し体を揺らしたり、
体勢を変えるように意識しましょう。)
2.深呼吸をして落ち着く努力をする
体は、息を吐く時に緊張がゆるむように作られているようです。
ですから深呼吸の中でも、
自然に吸って→ゆっくり長く息を吐く
これを繰り返しながら、気持ちを落ち着かせるように意識してください。
この時ばかりは、先の不安やご自身の想像で恐怖を強めてしまうようなことは
やめておきましょうね。
3.体の動く場所を確認しながら増やしていきましょう
例えば、
手の指は?→動く、手首は?→動く、肩は上がる?→ちょっと腰が痛むけど動く
足はあげれる?→足首は少し動かせるけど、あげようとなると腰にけっこうきちゃう、、
首は動く?→軽く横にふるぐらいしかできないけど、左よりは右にむきやすいかも。
このような感じです。
できることが多いと、安心に思えますよね。
無理のない範囲で動かしながら確認していきましょうね。
時間をおきながら繰り返すと動きの数が増えていき、
こうすれば体が動かせるかも、、
といった具合に冷静さがでてきますからね。
4.可能ならゆっくりと歩きましょう
「えっ!?」「本当に言ってるの??」と思われた方は多いと思います。
ですが、最新の腰痛やぎっくり腰に対する医療論文やデータには、
安静のしすぎが状態をさらに悪化させると、ハッキリと出されました。
壁や手すりをつたいながらで大丈夫です。
足を高く上げる必要もなければ、大またで歩く必要もありませんからね。
すり足で、小刻みな歩き方からスタートしてくださいね。
体重が乗るたびに、バランスがくずれるたびに痛みを感じることと思います。
ですが、可能なら20〜30分は続けてください。
たいていの方が、歩きはじめにくらべ、歩きやすさを感じだし、同時に痛みが少し軽くなった
ことを実感してくださっています(個人差はあります)。
過去に実践していただいた方々の中には、「後ろ向きで歩くとなんとか動けた」
と教えてくださった方もおられました。
○対処法のまとめとして
①〜④に関しては、流れで実践していただく事をおすすめします。
もちろん、時間はたっぷりとかかります。
というのも、④で書かせていただいたとおり、安静のしすぎは返って状況悪化や
症状を長引かせる原因となるんです。
人の体は動かしておかないと、硬く、弱くなるように作られているようです。
そうなっては治りも悪くなってしまいますよね。
長く乗っていなかった車のバッテリーが上がってしまうのと同じですね。
ですから安静を信じて長い時間床にふせっているよりも、
同じ時間をついやすのであれば、
ゆっくりと、たっぷりと時間をかけながらも、少しずつ動くように頑張ってみてください。
そして、多少なりとも余裕がでてきたタイミングで、整骨院や診療所に通院することを
おすすめします(3日以上痛みや状態に変化がない、または日に日に痛みが増す、こういった
場合は病院や整形外科への受診をおすすめします)。
それはやはり、ぎっくり腰や腰痛には原因がありますから、しっかりとした治療を受けて再発
の防止につとめることが必要と考えているからです。
○ここまでお読みいただきありがとうございます。
長くなりましたが、次回最終パート③では、
先ほども少し触れたのですが、
こんな時には病院や専門医にかかりましょう!!
といった内容をふまえて、ぎっくり腰や腰痛の予防策について書かせていただきます。
重篤な問題がひそんでいたり、命をおびやかす危険が隠れているような
腰痛がまれにあります。。
すいませんでした。
怖がらせる気はありませんでした。
みなさんの生活が少しでも良くなるように、危険をちょっとでも早く知らせれる
ように、そう思って書かせていただきます。
ぜひパート③もよろしくお願いいたします。
ぎっくり腰や腰痛におこまりの方、ほかにも肩こりや関節痛、長引く症状におこまり
の方はお気軽にご連絡ください。
コロナ禍におけるストレス、それにともなう不調には、
整体や鍼灸治療は大変効果的です。
こういったお悩みにも対応していきます。