立ち上がる時に腰やお尻が痛む!ちょっとした解決策3選お伝えします!パート②

みなさんこんにちは!

柔道整復師鍼灸師の石田です。

 

 

パート①の続きです。

 

今回はさっそく、

 

立ち上がる時に右のお尻を手で支えながら、

「イタタタタ、、、」と

苦悶の表情を浮かべるYさんに提案した解決策を、3つお伝えしていきます。

 

この記事が、同じようなお困りをかかえておられる方だけでなく、

慢性的な腰痛、股関節痛や脊柱管狭窄症による辛さに悩まれている方に対して、

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

 

1.痛みから逃げよう

 

じつはYさん、「イタタタ、、、」と言いながらも、

右足(痛みのある側)を軸にしてグイッと勢いまかせに立ち上がっていました。

痛みを意識するばかりに、痛い側(右足)に踏ん張りをかけることがクセになっていました。

これでは、右側の脚やお尻の筋肉を休ませることができません。

それどころか、傷口に塩をまくような状況を無意識に作っていました。

 

そこからYさんには、左足を軸にして立ち上がるように意識していただいたり、

他にも、歩き出しの一歩目や、

お風呂の浴槽をまたぐ時の足を反対にするなど、

普段何気なくおこなっていた動きを変えていただきました。

 

実際にこれだけで痛みを感じる頻度は激減したようで、

フローリングから立ち上がる時や、孫を抱いて立ち上がる時に聞こえていたあの

「イタタタ、、、」もほとんどなくなりました。ひざの上で赤ちゃんを抱く母親のイラスト

 

2.デスクワーク中には30分に一回立ち上がる

 

月に一度、どうしても長時間デスクワーク をしないといけないYさん。

これが最後のとどめとなる、痛みのトリガー(引き金)のようにストレスとなっていました。

 

長時間座っていると、上半身の重みと座面によってはさまれたお尻の筋肉は、

血のめぐりが悪くなってカチカチに緊張してしまいます。

 

音楽室の、長い期間同じ場所に置いていたグランドピアノを移動させた時に、

床についた跡のようなイメージです。

 

筋肉にも栄養と酸素が必要不可欠なのですが、栄養と酸素は血によって運ばれて来ますので、

血のめぐりが悪いと筋肉が栄養失調や酸素不足になってしまい、

長く続くことで痛みに変わるようです。

 

ですからYさんには、スマホのアラーム機能を使っていただき、

30分に一度は椅子から立ち上がって伸びなどをしていただくようにお願いしました。

 

 

3.入浴と入浴後のストレッチを取り入れる

 

Yさんに限らず、お風呂はシャワーだけと言う方は多いですよね。

お風呂はできればさっと済ませたい、この意見をよく聞きます。

 

湯船につかることで得られるリラックス効果は、

血のめぐりを良くし、こり固まった筋肉を柔らかくほぐしてくれます。

特にYさんには、デスクワーク期間だけでも湯船に使っていただくように

お願いしました。

 

そしてお風呂上がりには、自分が知っているストレッチを2種類だけでいいので

5分ほどやってくださいと提案しました。

難しいストレッチでなく、多少なりとも知っている内容でいいんです。

正しいやり方を伝えたり、細かい指摘もしていません。

0(全く何もしない)を1にする工夫が大事だったりします。

 

 

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

Yさんは今回の記事で紹介した3つの対策をしっかりと実践してくださいました。

そうすることで、実際に痛みを感じることが格段に減り、また自分自身の体への意識が

変わったともおっしゃってくださいました。

 

あの「イタタタタ、、、」も懐かしいものとなりました。

辛い痛みから解放されたようで、

本当によかったなと、私自身も嬉しい体験談となりました。

 

 

今回は身内の実体験をもとに記事を書かせていただきました。

(もちろん許可をいただいています)

習慣やクセの見直しができたことで、的確な対策がうてたと思っています。

 

しかし、このように意識だけでは良くならないケースもたくさんあります。

今回お伝えさせていただいた3つの方法では変化が少かったり、

いっこうに良くならない、悪くなる一方だ、と言う方は一度直接ご相談ください。

 

また、記事だとわかりにくかった、他にも対策法はあるの?

といったご意見、ご要望にもお答え致しますので、お気軽に問い合せください!

 

 

 

 

 

 

 

監修  柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎